母乳育児について
◆母児同室及び母乳育児について
当クリニックでは、ユニセフ・WHOが推奨する『母乳保育推進キャンペーン』の10カ条の勧告を受け、
母児同室制と母乳育児(自律授乳)を勧めております。
母児同室制(24時間)の目的としては…
- 母子相互作用(母と子の絆を深める)
- 母乳哺育の確立
- 感染防止
- 新生児との生活に慣れる(退院後、新生児との生活がスムーズに行われる)
- 家族との触れ合い
などがあります。
※分娩後で、疲れたり、睡眠不足になりがちですが、やはり母乳で育てるのが一番です。
頑張ってみられてはいかがですか?
※もちろん母児別室でも構いません。
(夜間のみ預けることもできます。ご希望の方は、看護師までお申し付け下さい。)
~母乳確立のために妊娠中の乳首の手入れは毎日しましょう~
◆母乳育児成功のための10カ条
1)母乳育児の方針を全ての医療に関わっている人に、常に知らせること。
2)全ての医療従事者に母乳育児をするために必要な知識と技術を教えること
3)全ての妊婦に母乳育児の良い点とその方法を良く知らせること。
4)母親が分娩後、30分以内に母乳を飲ませられるように援助をすること。
5)母親に授乳の指導を充分にし、もし、離れることがあっても、母乳の分泌を維持する方法を教えてあげること。
6)医学的な必要がないのに母親以外のもの水分、糖分、人工乳を与えないこと。
7)母子同室にすること。赤ちゃんと母親が1日中24時間一緒にいられるようにすること。
8)赤ちゃんが欲しがる時に、欲しがるままの授乳をすすめること。
9)母乳を飲んでいる赤ちゃんにゴムの乳首やおしゃぶりを与えないこと。
10)母乳育児のための支援のグループを作って援助し、退院する母親に、このようなグループを紹介すること。